巣立ちまで

こんにちは。

日中暑すぎて、今がまだ5月であることを一瞬忘れそうになります。

今日も日焼け止め大活躍です。ぬりぬり。

 

先日ですが、利用者さんとの待ち合わせ場所に向かう途中、この時期ならではの雛鳥の声に誘われて巣を探したら、ありました。

マンションの軒の裏側でしたが、しばらく見ていたら親鳥が餌を運んできました。

忙しく行き来する親鳥。

そのたびに「わーわー!!ごはんごはーん!!」ぐらいの勢いでピチュピチュ鳴く雛鳥。

そんな光景を後ろにしながら「巣立ち」ということについて考えてみました。

 

「巣立ち」とは、人間でいえば「親元からの独立」やいわゆる「自立」にあたるかと思います。

鳥であればここはシンプル。

自分の羽で空を飛び、餌をとり、やがてパートナーと一緒に巣を作り、卵から雛が生まれたら餌をやり育てる。そして次の世代がまた巣立ちの時を迎えるわけです。

 

人間も根っこは同じことだと思います。

自分の足で立ち、自分でお金を稼ぎ、そのお金で生活する。やがて結婚する人もいればそうではない人も人生を紡いでいく。

ただ、その中での選択肢が鳥よりも多種多様ですよね。

だからすんなりと、とはいかずに迷ったり止まったりする時もありますよね。

 

生物の中でも時間の使い方が全く異なる人間という種。

他の生き物から見たら無駄に見えるかもしれない時間の使い方もしてしまうし、年間や時季によって動きが変わるわけでもない。

巣立ちの時期も人それぞれで、早々と飛び立つ人もいれば巣から出るのに時間がかかる人もいます。

巣立つことを「自活=就職」という簡単な図式にあてはめることはできないけれど、就職することによって社会人となり、今までと違った世界で呼吸をしていくわけですから、不安も大きいかと思います。

 

でも自分の足で立っている、それだけでもすごいことだと思いませんか?今までできなかったことができている。それってすごくないですか?

次のステップはそこから考えていけばいいことだと思います。

 

そういう不安を少しでも解消するため、次のアクションはどうすればいいのか悩む時には頭の中を整理するお手伝いをするため、私たち就労支援のスタッフがいます。

どうぞお気軽にご相談ください。


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