オノマトペの世界

こんにちは。

タイトルの「オノマトペ」。聴きなれない言葉かと思いますが、いわゆる「擬音」のことです。(ちなみにオノマトペという言葉はフランス語です)

今日からちょうど梅雨入りしましたが、梅雨関連のオノマトペだけでも「ざーざー(雨が降る)」「(雷が)ピカピカ(光る)」「(湿気で)じめじめ(する)」「(カタツムリが)ノロノロ(と這っていく)」「(雨で)びちょびちょ(になる)」・・・。これだけの擬態語・擬音語がずらずらと(あ、これもですね(笑))出てきます。

 

以前、日本語教師の勉強をしている時に講師の先生が「日本語はオノマトペ+言葉で状況を表すように作られている」と言われてました。

例えば、英語だと「laugh(けらけら笑う)」「smile(微笑む)」「mockery(嘲笑)」という風に、それぞれの笑い方がひとつひとつの単語になっているけれど、日本語は「笑う」という言葉に+「にやにや」「くすくす」「げらげら」「にっこり」といったオノマトペを付けることによって、細かなニュアンスを伝えることができるようになっている、とのこと。

重要な役割ですねえ、オノマトペ。

 

昨日、毎週通っている習い事の稽古に行ってきたのですが、身体を使う習い事なので脳ミソで理解して身体に落とし込むのにタイムラグがあります。

が、その指導をしてくださる先生がよくオノマトペを使って説明されるのです。

「ここをぐっと引いて・・・ドン!」とか「肩から力を抜いて、ぶらぶら~っ・・・としてからポン!」とか。

これが非常にわかりやすいんですよね。

動きと擬音が合っているからか、イメージがしやすい→身体に落とし込みやすい。

オノマトペはこういう使い方ができるんだなあ・・・と、妙な感心の仕方をしています(笑)

特にマンガ好きな人にはもってこいかと思いますし、言語で説明されてもイメージしにくい方にはかなり有効な表現ではないでしょうか。

 

今、日本語の勉強がしたいという利用者さんがいらっしゃるので、そのために持ってきた本(日本語教師の勉強をしていた時の参考書)を見ながら、そんなことをつらつらと(笑)思い出してしまいました。

日本語って面白いですね(´艸`*)


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