家庭でできる食中毒予防の話

おはようございます。

先週土曜日は開所日でしたので、勉強会として、福岡市の出前講座を利用させてもらいました。

今回のテーマは「家庭でできる食中毒予防について」。

どんな菌やウィルスが繁殖するのか、それによってどのような症状が出るのか、どうすれば防げるのかなどを、約1時間にわたって中央区保健福祉センターの衛生課・梅木さんから講義をしていただきました。

 

福岡には独特の食文化がありますが、それが食中毒の原因にもあげられていました。

例えば食中毒の件数が最多となっているカンピロバクターによる食中毒は、主に鶏肉にしっかり火が入っていないことで起こるものです。

福岡は新鮮な鶏肉をタタキや半生で食べる料理がよくあるのですが、カンピロバクターに汚染されていた場合はこれが原因で食中毒になります。

しかも潜伏期間が1日~7日と長かったり、この食中毒症状が治まった後でも後遺症として神経麻痺などの症状を呈する「ギランバレー症候群(難病として国に指定されています)」を発症してしまうこともあるということで、たかが食中毒でも本当に侮ってはいけないなと思わされました。

また、サバをゴマ鯖など生で食べることによってアニサキスという寄生虫のリスクもあります。

毎年死者もでるノロウィルスに関しては、現在高齢者施設で働いている弊所卒業生の方からも「ノロウィルスの可能性がある場合の処置のための道具が一式、倉庫に準備してあります」といったお話が出ました。感染力が非常に強いウィルスなので、徹底的な除菌が必要なのだとか。

 

こういったことを知識として知っておくことで身体の健康を守ることができる、という勉強内容でしたが、参加者の皆さんからの質問やエピソードもあり、とても中身の濃い時間となりました。

 

来週は恒例行事の【enjoy自炊倶楽部】。

この知識をもって、しっかりと手洗い、そしてしっかりと調理して、みんなで美味しく食べられるようにしたいと思います(∩´∀`)∩


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